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カリキュラム

教育課程

課程 看護専門課程
学科 看護学科3年課程
修業年限 3年
入学定員 30名
総定員 90名
単位合計 104単位
時間数合計 3,045時間

カリキュラムポリシー

看護の実践者を育成するために、以下のような基本的考えのもとカリキュラムを編成しています。
  1. 教育課程を基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3分野から構成し、看護実践に必要な知識・技術・態度を系統的に学習します。
  2. 講義、演習、そして実習へと机上での学びが臨地実習での発展に繋がるよう、学科進度を編成します。
  3. 看護の実践者を育成するために、シミュレーション学習などの体験を通じて学ぶ機会を積極的に取り入れます。臨地実習においては実習先と連携し、多くの実践が経験できるよう努めます。
  4. 主体的な学習姿勢、他者との協調性、コミュニケーション能力が身につくよう、協同学習などのアクティブラーニングを積極的に取り入れます。
  5. 学習活動の評価は、筆記試験だけでなく、レポート等の課題への取り組みやグループワークの参加姿勢など講義・実習等での知識・態度・技術を総合的に評価します。
  6. 学生による授業評価や卒業時アンケートなどを活用し、教育方法の見直しを行います。

【基礎分野】

教育内容 授業科目 単位 時間 年次 目的
科学的思考の基盤 看護物理学 1 30 1 物理的現象に関する基礎的知識や法則を学び、人間工学的立場から看護場面に応用できる能力を養う。
文章表現法 1 15 1 論理的な思考の形式・構造を理解し、論理的思考と文章表現能力、文章読解能力を養う。
情報科学 1 30 1 情報科学の概念、コンピュータの基礎知識・活用技術について学び、医療・看護場面において情報を処理し活用する基礎的能力を養う。
コミュニケーション論 1 30 2 患者と良好な関係を形成し、スタッフ間およびチーム・多職種との連携を円滑なものとするために、医療現場で求められる態度やコミュニケーション技法を学び実践できる能力を身につける。
人間と生活・社会の理解 体育 1 30 1 スポーツを通して健康の増進を図り、仲間とのコミュニケーションや集団行動力、協調性を養う。
医療倫理 1 15 1 医療における倫理的課題、生命の尊厳と人権について学び、医療者としての倫理観を養う。
哲学 1 30 2 物事の本質を洞察し、理性的な思考を通じて、人間としての生き方を思索し、看護を深く思惟する姿勢を養う。
教育学 1 30 2 教育の本質を学び人間形成における教育の機能を理解し、看護において教育的な働きかけができる能力を養う。
心理学 1 30 2 人間の心理と行動の関連を学び、包括的に人間を理解するための素地を養う。
人間関係論 1 30 1 臨床心理学やカウンセリングの理論・技法を応用し、看護におけるコミュニケーション能力を向上させる。
社会学 1 30 1 社会の構造と機能を学び、社会的存在としての人間を理解する素地を養う。
日本の文化と生活 1 15 1 日本の文化を学び、地域の背景にある多様な文化、生活、価値観について理解する。
英語 1 30 1 看護における国際的視野を広げ、国際的な医療現場に対応できるよう、看護英会話および英語論文の原著読解能力を養う。
家族関係論 1 15 2 家族のあり方を学び、現代社会が直面する、さまざまな家族問題を理解する。
小計 14 360  

【専門基礎分野】

教育内容 授業科目 単位 時間 年次 目的
人体の構造と機能 解剖生理学Ⅰ(解剖生理の基礎、呼吸、循環) 1 30 1 人体の構造を学び、生命現象の基本である呼吸・循環の役割と機能を理解する。
解剖生理学Ⅱ(消化、吸収、ホメオスタシス) 1 30 1 人体を構成している栄養の消化と吸収、人体の恒常性についての役割と機能を理解する。
解剖生理学Ⅲ(感覚、認識、運動) 1 30 1 人体の構造である体の支持と運動、情報の受容と処理についての役割と機能を理解する。
生化学 1 30 1 人体の構造成分である物質の性状・代謝の仕組みを理解し、生命を維持するために重要な物質の変化や情報伝達のメカニズムと、疾病の診断や治療との関連性について学び、人間の生命現象を科学的に理解する。
疾病の成り立ちと回復の促進 病理学 1 30 1 疾病の原因、発生のしくみ、経過、転帰の一連の過程を理解する。
感染症学 1 30 1 感染症の原因となる微生物について学び、感染症の基礎知識と感染予防対策を理解する。
薬理学 1 30 1 薬物の特徴・作用機序・管理について学び、薬物が人体に及ぼす影響を理解する。
診断と治療 1 15 1 画像診断、救急法・麻酔療法、手術療法について学び、人体に及ぼす影響を理解する。
疾病と治療Ⅰ(呼吸器、循環器) 1 30 1 呼吸器・循環器系疾患について、病態が人体に及ぼす影響を学び、診断・治療を理解する。
疾病と治療Ⅱ(消化器、腎・泌尿器) 1 30 1 消化器・腎泌尿器系疾患について、病態が人体に及ぼす影響を学び、診断・治療を理解する。
疾病と治療Ⅲ(運動器、脳・神経) 1 30 1 運動器・脳神経系疾患について、病態が人体に及ぼす影響を学び、診断・治療を理解する。
疾病と治療Ⅳ(血液、免疫、内分泌・代謝) 1 30 1 血液・免疫・内分泌疾患について、病態が人体に及ぼす影響を学び、診断・治療を理解する。
疾病と治療Ⅴ(感覚器、女性生殖器) 1 30 1 感覚器、女性生殖器の構造と機能、それらの病態が人体に及ぼす影響を学び、診断・治療を理解する。
臨床判断の基礎 1 15 2 疾病や関連する症候について臨床判断できる基礎的能力を養う。
臨床栄養 1 15 2 人間にとって必要な栄養素や栄養摂取の意義を理解し、健康の保持、疾病の回復のための栄養食事療法とチームの連携について理解する。
リハビリテーション 1 15 2 リハビリテーションの基礎を学び、障害をもつ人々の生活支援を理解する。
健康支援と社会保障制度 公衆衛生学 1 15 2 公衆衛生に関連する統計情報をふまえ、組織的な保健活動について理解する。
社会福祉 1 30 1 社会福祉と医療・社会保障の関連及び社会福祉行政について理解する。
看護と医療安全 1 15 2 医療安全の基本的知識や看護職の責務と役割を理解し、看護実践場面における危険の予知と回避及び事故防止などの安全対策のスキルを習得する。
関係法規 1 15 2 医療・看護を取り巻く法について理解し、健康な生活を維持するために必要な法令を学ぶ。
勤労者医療概論 1 15 2 社会の変化と発展の経緯から勤労者の健康と福祉について理解する。
健康教育技法 1 15 2 疾病をもった、又は発症のリスクのある勤労者に対して、自己管理できるための教育方法を習得する。
メンタルヘルスマネジメント 1 15 2 勤労者を取り巻く環境を理解しストレスマネジメントを学ぶ。
小計 23 540  

【専門分野】

教育内容 授業科目 単位 時間 年次 目的
基礎看護学 看護学概論 1 30 1 看護の概念を理解し、実践科学としての看護学および看護の機能や看護者の役割について理解する。
看護過程 1 30 1 対象の特殊性・個別性にあわせた看護を実践するために看護過程のプロセスを理解する。
健康状態の経過に基づく看護 1 30 2 健康状態の経過に応じた看護の展開方法を理解する。
がん看護 1 30 2 がんの病態、治療、身体的・精神的・社会的苦痛を総合的に学び、がん患者への全人的な看護を理解する。
共通基本技術(序論、コミュニケーションの基本) 1 30 1 対象にあった看護を実践するために、看護技術の特徴と観察について学び、コミュニケーション技術に必要な知識・技術・態度を修得する。
生活援助技術Ⅰ(環境、活動・休息) 1 30 1 環境調整・活動の援助に必要な知識・技術・態度を修得する。
生活援助技術Ⅱ(清潔) 1 30 1 清潔を保つ援助に必要な知識・技術・態度を修得する。
生活援助技術Ⅲ(食事、排泄) 1 30 1 食事と排泄の援助に必要な知識・技術・態度を修得する。
フィジカルアセスメント 1 30 1 フィジカルアセスメントに必要な知識・技術・態度を修得する。
診療の補助技術Ⅰ(創傷・感染、診察・安楽) 1 30 2 創傷管理・感染防止、診察・検査に必要な知識・技術・態度を修得する。
診療の補助技術Ⅱ(与薬) 1 30 2 与薬に必要な知識・技術・態度を修得する。
診療の補助技術Ⅲ(侵襲を伴う看護技術) 1 30 2 高い安全性が要求される技術を実践するために必要な知識・技術・態度を修得する。
地域・在宅看護論 地域で暮らす人と看護 1 30 1 地域で暮らす人の生活を理解し、生活や地域の特性が健康に与える影響について理解する。
地域・在宅看護概論 1 15 1 地域・在宅看護論の対象と看護の基盤となる概念を理解する。
地域・在宅看護援助論Ⅰ(日常生活援助技術) 1 15 2 日常にある物品や福祉用具の活用も含め、在宅での日常生活援助技術について習得する。
地域・在宅看護援助論Ⅱ(医療処置技術) 1 15 2 医療管理を必要とする在宅療養者・家族への看護を理解する。
地域・在宅看護援助論Ⅲ(在宅看護過程の基礎) 1 15 2 在宅看護過程の展開のポイントおよび展開方法と、在宅療養者の状態に応じた看護を理解する。
地域・在宅看護援助論Ⅳ(在宅看護過程の展開) 1 15 3 既習の知識を統合させながら、在宅で療養する多様な健康障害を持つ対象の状態に応じた看護を理解する。
成人看護学 成人看護学概論 1 30 1 成人各期の特徴と、成人保健の動向・健康に影響する諸因子を学び、健康の保持・増進に向けた看護の役割を理解する。
成人看護学援助論Ⅰ(呼吸、循環) 1 30 1 呼吸、循環機能障害をもつ成人期の対象を理解し、健康レベル・経過に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
成人看護学援助論Ⅱ(栄養・消化、排泄、代謝) 1 30 1 栄養摂取・消化、排泄、代謝機能障害をもつ成人期の対象を理解し、健康レベル・経過に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
成人看護学援助論Ⅲ(運動、脳・神経、感覚) 1 30 2 運動、脳・神経、感覚機能障害をもつ成人期の対象を理解し、健康レベル・経過に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
成人看護学援助論Ⅳ(内部環境調節、生体防御、性生殖・乳腺) 1 30 2 内部環境調節、生体防御・免疫、性・生殖・乳腺機能障害をもつ成人期の対象を理解し、健康レベル・経過に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
成人看護学援助論Ⅴ(看護過程の展開) 1 15 2 働いて家族と共に生活を営む成人期にある対象の事例をもとに、既習の知識を統合させながら、健康レベル・経過に応じた看護過程の展開を学ぶ。
老年看護学 老年看護学概論 1 30 1 老年期にある対象の特徴を捉え、老年看護の概念と目的・役割を理解する。
老年看護学援助論Ⅰ(高齢者の生活を支える看護) 1 15 2 高齢者の生活機能を整える看護の役割・援助を理解する。
老年看護学援助論Ⅱ(疾病・障害をもつ高齢者の看護) 1 30 2 健康上の問題をもつ高齢者とその家族に対し、その人らしい生活を送るために必要な看護の役割・援助を理解する。
老年看護学援助論Ⅲ(老年看護の展開) 1 15 2 健康上の問題をもつ高齢者とその家族に対して、看護実践に必要な看護技術を修得する。
小児看護学 小児看護学概論 1 30 1 小児の保健医療の動向を学び、小児各期の特徴や小児看護の役割を理解する。
小児看護学援助論Ⅰ(疾患に応じた看護) 1 15 2 小児期に特有な疾病をもつ子どもの看護を理解する。
小児看護学援助論Ⅱ(生活援助技術、症状別看護) 1 30 2 小児の健全な成長・発達を促進するための援助方法や症状に応じた看護について理解する。
小児看護学援助論Ⅲ(小児看護の展開) 1 15 3 健康障害の様々な状態にある対象を理解し、健康回復に向けた看護を実践できる基礎的能力を養う。
母性看護学 母性看護学概論 1 30 1 母性(父性)の概念及びライフサイクルにおける母性各期の特徴を学び、母子保健活動の看護の役割・機能を理解する。
母性看護学援助論Ⅰ(周産期にある人々の看護) 1 30 2 周産期にある人々の特徴と正常な妊娠・分娩・産褥期の経過について理解し、母性看護を実践するために必要な援助について理解する。
母性看護学援助論Ⅱ(ハイリスクな状況にある人々の看護) 1 30 2 ハイリスクな状況にある妊娠期・分娩期・産褥期の病態および検査・治療について理解する。
母性看護学援助論Ⅲ(母性の家族発達) 1 15 3 母性看護における倫理的問題と母子関係から倫理観と家族の在り方を考え、家族発達の援助を理解する。
精神看護学 精神看護学概論 1 30 1 精神の発達と健康について学び、精神に影響する因子と精神看護の意義・対象を理解する。
精神看護学援助論Ⅰ(精神疾患) 1 15 2 精神障害の病像の基礎を学び、診察・検査や各治療方法の意義や方法について理解する。
精神看護学援助論Ⅱ(精神看護) 1 30 2 精神の危機的状況にある人々および、精神を障害された人々とその家族に対する看護に必要な基本技術を理解する。
精神看護学援助論Ⅲ(精神保健医療) 1 15 3 精神の健康保持・増進にむけた保健医療福祉を理解する
看護の統合と実践 看護管理 1 30 3 看護管理の意義と目的を理解し、看護活動が効果的に行われる素地を養うと共に、諸外国の健康問題と国際協力、国際的な看護支援活動について学び、国際的視野を広げる。
災害看護 1 30 3 災害が社会や人々に及ぼす影響を理解し、災害サイクルに応じた看護を実践できる能力を身につける。
看護研究 1 30 2 看護研究の基礎的知識を学び、主体的に研究する態度を養う。
統合看護技術 1 30 3 既習の知識を統合し、対象の状態に応じた看護技術を安全に実施できる。
小計 44 1125    
教育内容 授業科目 単位 時間 年次 目的
臨地実習 基礎看護学 基礎看護学実習Ⅰ(生活環境の理解と基本技術の適用) 1 45 1 患者を取り巻く環境と看護の役割を理解し、対象に合わせて適用させた看護の基本技術を実践できる。
基礎看護学実習Ⅱ(看護過程の展開) 2 90 2 受持ち患者への看護を通して、一連の看護過程を体験的に理解し、基礎的な看護実践能力を養う。
地域・在宅看護論 地域・在宅看護論実習Ⅰ(地域で生活する人々と地域のケア体制・支援の理解) 1 30 3 地域で暮らす人々や地域のケア体制および支援について理解する。
地域・在宅看護論実習Ⅱ(訪問看護) 2 90 3 在宅で療養する人々とその家族を総合的に理解し、その人らしい生活を支える看護を実践できる。
成人看護学・老年看護学 成人看護学実習(慢性疾患・機能障害をもつ人の看護) 2 90 2 成人期にある対象を生活者として統合的に理解し、慢性疾患・機能障害をもつ人の、健康レベルとニーズに応じた看護実践能力を養う。
老年看護学実習(慢性疾患・機能障害をもつ人の看護) 2 90 2 老年期にある対象の発達段階と加齢変化および健康障害による生活への影響を理解し、その人らしく生活できるよう個別的な看護を実践する能力を養う。
状態・経過別看護実習Ⅰ(生活援助を必要とする人の看護) 1 45 2 健康障害により生活援助が必要な対象への看護実践能力を養う。
状態・経過別看護実習Ⅱ(急性期にある人の看護) 2 90 3 急性期にある対象に対して看護の実際を学ぶ。
状態・経過別看護実習Ⅲ(終末期にある人の看護) 2 90 3 終末期にある対象に対して看護の実際を学ぶ。
小児看護学 小児看護学実習 2 90 3 子どもとその家族を理解し、健康の保持・増進に向けて、対象に応じた看護を実践できる能力を養う。
母性看護学 母性看護学実習 2 90 3 妊婦・産婦・褥婦および新生児の特徴と正常な経過を理解し、対象に応じた看護を実践できる能力を養う。
精神看護学 精神看護学実習 2 90 3 精神障害をもつ対象の特性を理解し、生活者としての自立に向けて看護を実践できる能力と、対象を一人の人間として尊重する態度を養う。
看護の統合と実践 総合実習 2 90 3 看護チームの一員としての役割と責任を自覚し、複数患者を受け持ち、既習の知識・技術・態度を統合し、看護実践能力を身につける。
小計 23 1020    

教員および講師

実務経験豊富な専任教員のほか、北海道教育大学釧路校、釧路公立大学、釧路短期大学等の教授・准教授、釧路赤十字病院、市立釧路総合病院および釧路労災病院等の医師、看護師等

実務経験のある教員等による授業科目一覧

実習施設

釧路労災病院釧路労災病院

釧路労災病院をはじめ、市立釧路総合病院、釧路赤十字病院、訪問看護ステーション「すこやか」・「縁」・「らいふ」、釧路市地域包括支援センター、釧路市社会福祉協議会(ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所)、特別養護老人ホーム百花苑、ケアハウス楽寿苑、サハスネット、いずみの里、等。

実習内容

Access

独立行政法人労働者健康安全機構 釧路労災看護専門学校

独立行政法人労働者健康安全機構
釧路労災看護専門学校

〒085-0052
北海道釧路市中園町13番38号
TEL 0154-25-9817
FAX 0154-32-3012